2021年12月22日
過酷で危険な環境下でのRFIDの使用について
RFIDを使用する上で重要になってくるのは、環境に合わせた最適なタグを選定することです。
アクティブ・パッシブ・セミパッシブなどタグにはいくつか種類があります(一部ビーコンなどもございます)。
コストや使い捨ての有無、読取距離などの求めるものによって使い分けを行なう必要がございます。
タグの種類以外にも、周波数による違いもございます(LF・HF・UHF・マイクロ波)。※周波数帯による違いについてはこちらを参照ください。
たびたび過酷な状態として挙げられる環境についての特徴を一部ご紹介します。
●振動
・機械上での使用や商品の配送をするときに振動に耐える必要があります。
・アンテナがチップから外れることもあります。
・IoTデバイスは、振動を監視することができます。
●高負荷環境
・ガスキャニスターやオイルパイプなどは輸送中に強く打ち付けられる可能性があります。
・マイクロチップが破損し、タグが動作しなくなる可能性があります。
・製品にタグを埋め込むかタグ用の保護筐体を使用する必要があります。
●高熱
・通常のRFタグは高温環境では機能しません(約150℃以上)。
・タグとアンテナを高温から保護する必要があります。
・パッシブタグには高温でも耐えることができるものもあります。
※本コラムは、RFID Journalのウェビナーにて開催された『RFID in Harsh and Hazardous Environments 2021 』より抜粋しております。
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