2021年2月27日
概要
ペンシルバニア州立大学で人体の温度、心拍数、血中酸素濃度等の状態を測定できるようにするため、RFIDを用いたウェアラブルセンサーデバイスを開発しました。このウェアラブルセンサーデバイスは、銀ナノ粒子のセンサーと皮膚に貼付できるプリント回路基板で構成されており、入れ墨のように身体に直接適用されるように設計されています。また、近距離無線通信が可能であり、取得したデータをスマートフォンに送信することができます。使用を終了したいときには、ワイヤレスモジュールと関連回路を取り外し、皮膚に取り付けられたこのウェアラブルセンサーデバイスを温水に溶かして洗い流します。
導入メリット
このソリューションが導入されることで、患者と医療提供者には大きなメリットがあります。有線電子機器を取り付けることなく身体の状態を確認することができるため、患者にとっては不快感や不安を取り除くことができ、医療提供者にとっては測定が簡単になります。
さらに、コロナウイルスが世界中で広がっている現在、対面診断を可能な限り避ける必要があります。自宅療養中の患者は、医師の診察を受けることは環境上難しいですが、このソリューションを利用することで、状態の監視・モニタリングが簡単になり、血中酸素レベルの低下などで引き起こされる急激な体調の変化に対してすぐに対応することができます。
今後の展望
このソリューションは、既に企業との話し合いも行われており、今後は動物・ヒトでの臨床実験を進め商品化を目指しています。
ところが、汗や熱がデバイスに影響を与える可能性があり、開発者は実際にこの技術が市場に出るまでには最低でも5年はかかるという見解を持っています。
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本コラムは下記リンク先記事を参考に高圧ガス工業株式会社にて作成しました。
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